『 時よ、怒れ!』 (近代文藝社 )
中村 敦夫 1996年

「私が恐れているのは、目先の勝敗ではなく、人間として敗北することだ、だから、人間として敗北しないために、負けと分かっていても勝負に出ることさえある」(P78)

先日、図書館で借りた本の中の一節。
国会内で孤軍奮闘する中村氏の考えがいっぱい詰まっている。本の内容の全てに納得できるわけではないが、氏の行動力と生き方には感銘を受ける。
最近、「 口 」 ばかりで 「 行動 」 しなくなった自分にとって「お叱り」の文言集になった。
「 怒り 」の度合いが弱くなった私にガツンと喝を入れた本でもある。
また、生活にも写真にも 「 守り 」の姿勢」が目立ち始めた私には、ちょうどいい刺激になった。
歯に衣を着せぬ評論集。